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第1回:健康な体をつくる栄養素
第2回:肥満のメカニズム
第3回:アミノ酸とコラーゲン(ゼラチン)
第4回:ゼライスで「コラーゲン鍋」
   
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ゼライス管理栄養士がお届けする元気生活講座 第2回講座:肥満のメカニズム

栄養+運動+休養をバランスよく。それが、元気な毎日への近道です。

一般的に肥満だけでは症状は重くありませんが、肥満者は疾病への罹患率が高く、死亡率を見ても肥満度が上がるにつれて高くなっています。もちろん痩せすぎていても死亡率は高くなるという傾向が見られますが、肥満ほどではありません。俗に「ベルトが緩めば寿命が縮まる」と言われるのはこうした事情によるものです。

[ 原因 ]

肥満は食事量や摂取量が消費量を上回るために起こると考えられます。
体内の脂肪組織の脂肪は食品中の脂肪だけでなく、炭水化物やタンパク質からも合成されるため、過剰なエネルギーはすべて中性脂肪に生合成され蓄積されます。

肥満症の原因は以下の2つに分けられます。

(1) 内因性肥満

  • 代謝性肥満:脂肪細胞の脂肪合成や分解の異常によるもの
  • 内分泌性肥満:下垂体、視床下部、性腺、副腎、甲状腺のホルモン機能障害(頻度少)によるもの

(2) 外因性肥満

  • 多過食により起こるもの

肥満者はなぜ大量に喫食するのでしょうか?病的な肥満では「摂食調節機構」の異常も考えられます。

摂食調節機構

摂食中枢は間脳の視床下部にあり、空腹中枢、飽食中枢に分かれています。
この中枢に影響を及ぼす原因として、次のような説が唱えられています。

(1) 科学的刺激説

血中の栄養分(主に血糖)のレベルが低くなると、空腹中枢が刺激されて大脳皮質に伝わり、空腹感が起こります。摂食活動により血中栄養レベルが上昇すると、飽食中枢が刺激されて満腹感となるため摂食を止めるという説。

(2) 神経的刺激説

胃の収縮刺激により神経性に空腹感を起こすという説。

(3) 温熱的刺激説

体内における熱の発生が飽食中枢を刺激するという説。

いずれにしても何らかの原因で摂食調節機構の平衡が失われると、摂食状態の異常によって肥満や痩せをきたします。その他、遺伝的要因やメンタル面等の影響も考えられています。


ワンポイントアドバイス

適切な減量

肥満改善、予防を行うためには摂取エネルギーが消費エネルギーを上回らなければ良いため、食事量を減らしていけば痩せることができます。しかし、栄養学的な見地から見るとそれは不適切です。大事なことは「摂取エネルギーを減らしても栄養素を減らすべきではない」ということ。これを間違えて必要な栄養素まで減らしてしまったのでは、「痩せた」のでなく「やつれた」ということになります。


重要な栄養素タンパク質

「やつれ」はどの栄養素が欠けても起こる症状ですが、前回の「健康な身体を作る栄養素」でもご紹介した「一番大事な栄養素:タンパク質」が必要所要量に満たなかった時、特に起こりやすいものです。もちろんこの他の栄養素、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル等どれをとっても大切です。


ゼラチン:タンパク質と脂質

食事では肥満の対敵とされる脂質を減らそうとすると相対的にタンパク質も減ってしまうのが現実です。
そこでゼラチンの登場です。なんとゼラチンは100gで87.6gものタンパク質を含み、しかも脂質は0.3g(五訂日本食品成分表値)しかありません。タンパク質の不足は体タンパク質減少による基礎代謝の低下、スタミナ不足、免疫力の減少、回復治癒力の低下等の様々なトラブルを引き起こします。通常の食事にゼラチンをプラスするだけで、脂質の摂取を増加させることなくタンパク質の摂取を増やすことができます。しかもゼラチンは変性コラーゲンであり、体内に入ったときの栄養学的効果はコラーゲンとまったく同じなのです。


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